佐藤錦

6月に入り、梅雨入りの声が西から聞こえてくると、さくらんぼの本格的なシーズンの始まりです。とは言っても、さくらんぼの初出荷は1月5日の初せりの日に合わせて、山形から出荷されます。300グラム入りで1箱30,000円以上もすることがあります。そこから4月までは、山形・高知・長野・山梨産などが出荷されます。これらは「高砂」という品種が主になります。

4月からはまず山梨産の「高砂」がピークを迎え、その後山形、福島、秋田産の御存知「佐藤錦」がピークを迎えます。皆さんが召し上がるさくらんぼのほとんどが、この「佐藤錦」です。糖度もほぼ18度以上と高いうえ、食味も大変優れています。パリッとした歯応えと、あふれるジュースは最高の味わいです。この「佐藤錦」は大正末期に山形の篤農家佐藤栄助氏によって、ナポレオンに黄玉を交配して誕生し、自らの名をとって「佐藤錦」と命名しました。砂糖のように甘いことから、いまでは「さとう、さとう」と呼ばれています。出荷は7月の上旬まで続きますが、ピークはやはり6月一杯です。

7月に入ると「紅秀峰」という新品種も出回ります。特徴として甘味は強いのですが酸味に欠けるので、やはり食味の点において、まだまだ王者「佐藤錦」には及びません。