高砂

さくらんぼといえば、6月に出回る山形産佐藤錦が有名ですが、この高砂は一足先に3月下旬から5月前後まで山梨県産を中心として出荷されます。歴史は佐藤錦よりも古く、明治の初期にアメリカより輸入され栽培が始まりました。

外観は鮮やかな赤色でとても美しく、ハウスで大切に育てられ、まさに真っ赤なダイヤの名にふさわしいです。

好みは別れますが、佐藤錦に比べて酸味が弱く、中心にある種が大きいのが最大の欠点。ただ、この高砂が出回ると本当に春の到来を感じます。

ちなみにさくらんぼは、佐藤錦の園地の端の方に高砂など別のさくらんぼの樹が必ず植えられています。反対に、高砂の園地の端には佐藤錦が植えられています。これは受粉樹といって、交配用に植えられているものです。同じ品種同士は交配しても受粉しないから不思議です。出来た実の種を植えて育てるとお母さんと同じ実にならないところもまた不思議です。