岡山白桃(おかやまはくとう)

東の山梨と並んで、桃の一大産地といえば岡山。岡山の桃づくりの歴史は古く明治8年に中国大陸から「上海水密」「天津水密」を導入して、始まりました。雨が少なく、温暖な瀬戸内海の気候により桃栽培はどんどん広がって行きます。厳密に言えば、岡山白桃という品種はなく、現在生産されている代表的な品種は加納岩白桃・白鳳・清水白桃・川中島白桃・白麗・白桃・紅清水・瀬戸内白桃・(黄金桃)などです、ちなみにこれらの品種は岡山だけでなく、山梨や福島などでも栽培されています。

しかし岡山白桃の最大の特徴は、なんといってもその上品な白さにあります。まだ桃が小さいときに、1つ1つに袋をかけて日光を遮断し、袋は収穫まではずしません。こうすることによって、赤くならずに上品な白さを保つことができるのです。ちなみに、山梨などでも袋がけはしますが、収穫の1~2週間前にはずすことによって、表面が赤くなる栽培をしています。同じ品種なのに、産地によって栽培方法が異なるのは面白いですね。東京へは7月中旬から8月一杯出荷され、お中元の主役の座は当分揺るぎそうにありません。